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メメント (2006.)
評価:
クリストファー・ノーラン
東芝デジタルフロンティア
コメント:人の記憶ってとてもあいまいで、あやふやなことだと実感。

 妻が殺害されたことが原因で、10分間しか記憶がもたない前向性健忘症になってしまった主人公が、犯人を捜すというストーリーだが、作品の構成が、時間軸をさかのぼりながら、主人公の記憶通りに進められる。
まずこの斬新な構成で、おおよその人達は度肝を抜かれて、つじつま合わせに懸命になる。
さらに、少なからず「オチ」を見極めたいという欲望にかられ、自分自身の記憶を意識的にフルスロットルで稼動させる。
場合いによっては、繰り返しDVDを見返すことになるかもしれない。

演出もシナリオも完璧な出来栄えで、クライムサスペンスが苦手な人でも虜にされるだろう。

でも、そんな手法的なことよりも、衝撃を受けたことは、「記憶」って如何にあいまいであやふやなんだろうって事に尽きる。
また「記憶」は、作られる。ということも実感した。

日々、確かな・・いや確かだと思っている「記憶」は、この主人公のように、あやふやで不確かなものだということ。

私達は、この主人公のように10分しかもたない病気ではないが、適当に不要な部分を消去して、辻褄を合わせている。
実は遠い過去の記憶なんて、そんなに正確には覚えていないし、思い出せない。
10分か、〇〇分かの違いに過ぎないんじゃないか?
この主人公は、確かな「目的」があり、その「目的」のために、頼りない記憶を頼りに、時には体に入れ墨を入れてでも「目的」に向かおうとする。
同時に「忘れる」事が出来ないから、その記憶が最大限に必要になってくる。

いわゆる健常者は、こんな「忘れられない。」事意外はすぐに「忘れてしまう。」から「覚えている」必要がないだけだ。

生まれてすぐの記憶なんて、家族でとった写真を、よく眺めながら後で作られた記憶だって言うことや、都合の悪いことは「なかった。」なんて良くあることだ。

自由に「忘れる。」ことのできる自由な「脳」に感謝。
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